SHOさん 宮崎県出身
日本での大学を休学してトロントに滞在することを決断。観光ビザでカナダに入国、その後ワーキングホリデーに切り替えをして、合計で15か月ほどトロントに滞在しました。
トロントでの生活や学んだことを教えてもらいましたので、留学・ワーキングホリデーを考えている方は参考にしてください。
目次
ワーキングホリデーをしようとしたきっかけ
海外に出ようとしたきっかけ
小さいころから海外で生活することを夢見ていました。とは言っても、「自分が海外で生活できるのか?」、「海外の生活に順応できるのか?」など、不安に思っていました。
そんな時に海外に出ようと決断できたのは、「このまま大学を卒業して就職すると海外にはもう住むことがないだろう。」と思いましたし、「やりたいことをしてから卒業して就職したい!」と思ったからです。
なぜカナダ・トロントに決めたのか
もともとはアメリカ、特にニューヨークやマイアミなどに住んでみたいと思っていたのですが、どのように生活すれば良いのかわかりませんでした。滞在の方法などを模索していると、カナダであれば、ワーキングホリデーを利用して、働きながら生活を送ることができるということがわかりました。
もちろんアメリカへ行くことへの憧れはずっとありましたが、働くことが難しく、生活を出来ない可能性があったので、カナダにワーキングホリデーで行こうと決めました。また、トロントであれば、ニューヨークにも気軽に旅行が出来て、街の規模も大きくアメリカでの生活に近い生活ができると思い、トロントに行くことを決断しました。
バンクーバーも日本人には人気ですが
バンクーバーは雨が多いと聞いていたので、はじめから候補には入れていませんでした。それと、バンクーバーだと西側になるので、シアトルなどは近いですが、ニューヨークに行く機会がなくなってしまうとも思いました。
トロントでの生活について
具体的にどんな生活を送っていたか
観光ビザ(ビザなし)で入国して、数か月してからワーキングホリデーに切り替えたのですが、ワーキングホリデーに切り替えて、働けるようになってからは、仕事と野球が中心の生活となりました。
どんな仕事をしていたか
2つの仕事を掛け持ちしていたのですが、1つはレストランでキッチンの仕事をフルタイムでして、もう1つは介護施設で週に1回アルバイトをしていました。
どのように仕事を見つけたか
仕事は友達に紹介してもらい働き出しました。具体的な就職活動のような行動はしていないので参考にならないかもしれませんが、友達や知り合いに仕事をしたいことを話をしていたので、いいタイミングで仕事に就くことができたと思います。
野球について
野球をするとは思っていなかったのですが、もともと大学まで野球を続けていたこともあり、知り合いの方に誘われて始めました。仕事を掛け持ちしていて、休みが少なかったので、毎週、朝から野球に参加するのは正直キツかったのですが、楽しく運動ができることと、野球を通じてたくさんの人と出会うことができたので、続けて良かったと思います。
日本での生活と違う点
ワーキングホリデーのビザになってからは、働くことが生活の中心になっていたので、はじめは、日本と比べてもあまり変わらない生活だと思っていました。しかし、トロントはいろいろな国から人が集まる都市ですので、文化の違いや人それぞれの価値観の違いなどを感じ、振り返れば日本とは全く違う生活を送っていたんだなと思います。
文化の違いや価値観の違いから学んだこと
学んだことではないかもしれませんが、トロントの人はいい意味でも悪い意味でもルーズな部分があるので、考える前に行動することができるようになりました。
例えば、トロントでクレジットカードを作ろうとした時、周りの友達とかはワーホリだと作れないなどと言われましたが、実際に銀行で話をして申請をすると作ることができました。
日本でなら周りから言われた段階で諦めていたと思いますが、トロントでは、まずやってみて出来なかったらその時はその時と考え、すぐに行動を起こせたのだと思います。
トロントの生活で困ったこと
正直、どうしようもなかったことはありません。一つ挙げるなら、仕事場やトロントの生活では、英語を使わなければいけませんが、語学学校には通わず働いていたので、英語力が足りず、コミュニケーションが上手くとれないことはありました。
しかし、そんな時はいつも周りの誰かが助けてくれて解決できていきました。それらも今考えると自分から行動するなど、いつもポジティブに生活していたからいい方向に物事が進んでいったのだと思います。
ニューヨーク旅行
もともとアメリカに行きたかったことや買い物が好きだったこともあり、トロントに滞在中、ニューヨークに3回、マイアミに1回の旅行に出かけました。トロントからだとニューヨークまでは、飛行機代も安く、長距離バスも出ているので思ったよりも気軽に行くことができました。
トロントのワーキングホリデーを振り返って
トロントに来て良かったか
やっぱり来て良かったと思います。それは、来る前に思っていた「いつか海外で生活してみたい!」ということが達成できたこともありますし、文化や価値観の違う国で生活した経験から人として成長できたと思います。
トロントの生活が将来に繋がるかはわかりませんが、今後の人生でトロントに来たことを後悔することはないと思います。
成長したこと
一番は行動力が付いたことだと思います。今振り返ると日本にいた時は、考えてから諦めていたことも、トロントでは「まずは行動する」ということができていました。また、考え方が変わって、何か選択肢がある時は、日本では選択しなかったようなこと(ポジティブなことなど)を出来るようになりました。
これから留学・ワーキングホリデーをする方へメッセージ
語学学校には通った方が良い
私は語学学校には通わない選択をしましたが、トロントでの生活をしてみて、語学学校に通えばよかったと思っています。それは、独学で英語力を養うには限界があると感じたからです。
また、学校に通うことで英語を話す環境ができ、友達もたくさんできるので、より楽しい生活が送れると思います。英語をちゃんと学校で学んだことで自分の英語に自信が持て、たくさん英語を話せるようにもなると思います。
考える前に行動を
自分自身はそこまで意識していたわけではありませんが、海外では日本で当たり前のことが当たり前でないこともあるのでまずは行動してみることが大切だと思います。何か困ったことがあっても考える前に行動することで解決できることもあるので積極的に行動をしてほしいと思います。
まとめ
Next Stepより
SHOさんは、人柄の良さに加え、何事もポジティブに考え、自ら行動することでいつも良い方向へ物事が進んだのだと思います。行動を起こさなければ、状況は変わらないですし、周りの人に助けてもらうこともできません。
これから留学・ワーキングホリデーをするみなさんも立ち止まらずに常に突き進んでもらいたいと思います。