日本では導入されていないので馴染みがないですが、カナダではサスカチュワン州を除くすべての州でサマータイム制が導入されています。
北半球の多くの地域では、3月にサマータイムが始まり、11月に元の時間(冬時間)に戻ります。そう、カナダでは今月にサマータイムが始まるのです。
今回の記事は、サマータイムについて紹介したいと思います。
カナダのサマータイムを正しく理解して、トロントの生活に役立ててください。
目次
2015年のサマータイムはいつからどのように!?
サマータイムが始まる時期は国や地域によって違い、住んでいる地域それぞれで把握しなければなりません。
カナダ(サスカチュワン州を除くすべての州)
カナダのサマータイムは、3月第2日曜日午前2時〜11月第1日曜日午前2時の期間に適応となります。
今年、2015年のサマータイム期間は、「3月8日(日曜日)の午前2時」に始まり、「11月1日(日曜日)の午前2時」に終わります。
時間がどう変わるのか解説すると、午前1時59分59秒の次が3時00分00となり、1時間時計が早く進み、逆に通常の時間に戻る時は、午前1時59分59秒の次が1時00分00秒になります。
その他の地域
アメリカやメキシコは、カナダと同じ3月第2日曜日午前2時〜11月第1日曜日午前2時の期間がサマータイムとなり、ヨーロッパ各国は、3月最終日曜日午前1時〜10月最終日曜日がサマータイムの適応期間となります。
南半球では北半球と季節が逆になりますので、9月、10月~2月、4月までがサマータイムの期間となります。(国によって時期は様々ですがここでは省略します。)
サマータイムは英語ではない!?
日本語では、夏時間やサマータイムということがほとんどだと思いますが、実はカナダではサマータイムとはほとんど言いません。
アメリカやカナダでは、正しくは「daylight savings time(デイライト・セービング・タイム)」、略して「daylight savings(デイライト・セービング)」や「DST」と言われます。
ヨーロッパなどでは、日本と同じように「summertime(サマータイム)」と呼ばれるようですし、意味としては通じるかもしれませんが、正しい英語も覚えておいてくださいね。
サマータイムが始まるにあたって注意したいこと
時計を進めるのを忘れずに
最近の携帯電話や時計は、標準電波を受信して誤差を自動修正する機能が付いていることが多く、あまり心配する必要はありませんが、自動巻きの腕時計や自動修正機能が付いていない目覚まし時計を持っている方は注意してください。
サマータイムは、時計が1時間早くなってしまいますので、時計をそのままにしておくと学校への通学時間や仕事先への通勤時間に遅れてしまいます。
事前に使っている時計をチェックして遅刻しないように気をつけてくださいね。
日本との時差が変わる
通常、トロントと日本の時差は14時間ですが、サマータイム期間中は13時間となります。
日本の家族や友達とこまめに連絡を取っている方は、時差が変わることを伝えてあげてください。
からだのリズムに気をつけて
学校や仕事で平日は一定のリズムで生活している方がほとんどだと思います。サマータイムは時計が早くなりますので、からだのリズムを崩さないように注意が必要です。
サマータイムが始まる前日は、少し早めに寝るなどして対策してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
日本では馴染みが少ないサマータイムですが、日が落ちる時間が遅くなるので、夏を思う存分楽しめます。
サマータイムがあるのもカナダの文化の一つだと思います。サマータイムを正しく理解してトロントでの留学・ワーキングホリデーを満喫しましょう!